禁煙外来

事情により中止していた禁煙外来を2023年12月18日から再開します。
当院で使用する薬剤は、貼り薬のニコチネルTTSのみとなります。

保険適用のある薬剤は2種類、貼り薬と飲み薬があります。
貼り薬がニコチネルTTS、飲み薬はチャンピックスです。
チャンピックスは2021年に製造停止となり、2023年12月現在も製造再開のめどが立っておりません。

「ニコチン依存症について」

禁煙をすると、ニコチンの離脱症状(イライラ感、吸いたいという気分、倦怠感など)が出ることがあります。そのような症状が出る方は、ニコチン依存症になっているということです。
ニコチネルパッチにはニコチンが含まれています。貼り薬から体にニコチンが吸収され、タバコを吸いたくなる気持ち、イライラ感などを抑え、禁煙の成功率を上げることができます。

「治療内容

治療期間は3ヶ月です。初診含めて計5回の受診が必要です。

まずは初診の際に問診票を記入していただきます。
禁煙治療薬の保険適用があるかどうかを確認し、薬を使えると判断したら、初診日から薬を処方、開始します。

2回目、3回目は2週間の毎の受診。4回目、5回目は4週間毎の受診となります。お薬は4回目の受診の時に終了となり、その後1ヵ月間の体調の変化を確認をして禁煙外来通院は終了となります。

禁煙治療する場合、禁煙を決めた日からタバコは吸ってはいけません。その意思がある方にのみ治療適用があります。
タバコの本数を減らしたいといった目的には使用できません。

ニコチネルTTSは丸い形のシールです。体に貼っていただきます。副作用として、皮膚の赤みやかぶれが起こることなどがあります。
赤みやかぶれがひどい場合には、以前であれば飲み薬のチャンピックスに切り替えることがありましたが、今現在はチャンピックスが製造停止で入荷がないため切り替えはできません。
皮膚の赤みを抑える薬や貼る場所、張り替える時間を調整して使用します。

保険適用の場合は、1万3000円程度の費用となります。自費診療での対応も可能です。その場合は43000円程度となります。

喫煙はがんや心臓病、脳梗塞などの病気のリスクとなります。また、副流煙による身近な方への健康被害も考えられます。禁煙することでタバコ代の節約をすることもできます。
頑張って禁煙しましょう。

興味がある方、気になる方は受診をお願いします。